大学テニス日本一の座をかけた平成28年度全日本学生テニス選手権大会(インカレ)は大会最終日の20日、岐阜メモリアルセンター(岐阜県岐阜市/ハードコート)で男子シングルス決勝戦が行われ、
小林雅哉(日本)(早稲田大)が望月勇希(中央大)との1年生対決を7-6 (7-1), 4-6, 6-3のフルセットで制し、初のインカレで優勝を果たした。
今年の男子シングルス決勝は両者共に1年生で、昨年の全日本Jrチャンピオンとインターハイチャンピオンの対決となった。
第1セットは激しいストローク戦に。望月の強力なストロークで小林は得意のネットプレーになかなか出ることができずタイブレークに突入。
タイブレークでは小林が一気に攻め、7-1で第1セットを先取した。
続く第2セットは小林も凡ミスが目立ち始めた。望月はボールのスピードを少し落とし、じっくり繋ぐテニスを展開。小林のミスを誘い出し6-4でこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、序盤は望月が2ゲーム連取しリードするも、ここから小林が持ち味の粘りを見せ、6-3で勝負を決めた。
ゲーム間には互いにメディカルタイムアウトを取る場面も。両者ともに満身創痍での戦いだった。
フルセットの末惜しくも敗れた望月互いの健闘をたたえ合う(左から)小林と望月-------------------------------------------------------------------
【男子シングルス 決勝】
望月勇希(中央大学)6-7 (1-7), 6-4, 3-6
小林雅哉(早稲田大学)-------------------------------------------------------------------
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