男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス2回戦が行われ、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銅メダルを獲得した第5シードの
錦織圭が予選を勝ち抜いた元世界ランク8位の
M・ユーズニー(ロシア)を6-3, 6-2のストレートで下し、危なげなく3回戦進出を果たした。
>>錦織vsユーズニー1ポイント速報<<>>W&Sオープン対戦表<<上位8シードは1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織。雨による悪天候の影響で約1時間30分も試合開始が遅れたが、第1セットは第7ゲームでバックハンドのダウンザラインを決めるなどでブレークに成功。その後、第9ゲームもユーズニーのサービスゲームを破り、セットカウント1-0とリードする。
第2セットに入っても主導権は錦織が握り、第2・第8ゲームでブレークして初戦突破を決めた。
3回戦は、第11シードの
D・ゴファン(ベルギー)と
B・トミック(オーストラリア)の勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝ではリオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを獲得した第1シードの
A・マレー(英国)か第13シードの
R・ガスケ(フランス)のどちらかと対戦する組み合わせ。
14日に行われたリオデジャネイロ・オリンピックの男子シングルス3位決定戦で、錦織は
R・ナダル(スペイン)をフルセットで破り、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)銀メダリストの
熊谷一弥以来となる日本勢96年ぶりの銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
また、錦織は今大会でマスターズ初優勝を狙う。
これまでマスターズでは3度決勝へ駒を進めるも、2014年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)はナダル、今年4月のマイアミ・オープン(アメリカ/ マイアミ、ハード、ATP1000)と8月のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、初のタイトル獲得を逃している。
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