男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は11日、ジミー・コナーズ・グループのシングルス第2戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が第6シードの
T・フリッツ(アメリカ)を6-7 (2-7), 7-5, 6-3の激闘の末に逆転で破り、同グループで2勝目を挙げた。
>>【動画】アルカラス 逆転勝ち!フリッツ撃破の瞬間!<<>>【組合せ・賞金一覧】アルカラス、シナーら Nitto ATPファイナルズ<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。
22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続3度目で、最高成績は2023年のベスト4。過去2度の出場ではいずれも予選ラウンドロビンの初戦で敗れ黒星スタートとなっていたが、今大会では第1戦で第7シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を7-6 (7-5), 6-2のストレートで下し、初の白星発進を果たした。
一方、28歳で世界ランク6位のフリッツが同大会に出場するのは2年連続3度目。初出場となった2022年は4強、昨年は準優勝と好成績を収めている。
今大会の第1戦では第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)に6-3, 6-4のストレートで快勝している。
この日行われた第2戦、アルカラスは両者1度ずつブレークを奪い合う展開で迎えたタイブレークをものにできず第1セットを先行されるが、第2セットでは2度のブレークポイントを切り抜けキープを果たし徐々に流れを掴んでいくと、終盤の第12ゲームでネットインの幸運にも助けられブレークに成功。セットカウントは1-1となる。
迎えたファイナルセット、第6ゲームでブレークを果たしたアルカラスはサービス時にわずか5ポイントしか失わず、2時間48分の激闘を制し予選ラウンドロビンで2勝目を挙げた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。
「本当に僅差の試合で、第1セットは自分のほうが彼(フリッツ)よりも苦しんでいたと思う。サーブの調子が上がらず、試合中にいろいろと苦しんでいたから、勝てて本当に安心したよ。第1戦のようにボールをうまく感じられなかったけど、なんとか巻き返して、彼の弱点を見つけ出せて良かった」
「年間1位のことは考えないようにしているんだ。自分にとって本当に大きな試合だから、緊張でプレーを乱されないようにしたい。自分の目標のこと、そして今日よりも良い感触でプレーすることだけを考えている」
なお、アルカラスは、同日に行われる同グループの第2戦であるムセッティとデ ミノーの試合でデ ミノーが勝利すれば、その時点で準決勝進出が決まる状況となっている。
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