リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は7日、テニスの男子シングルス1回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が同141位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に6-7 (4-7), 6-7 (2-7)のストレートで敗れる波乱に見舞われ、初戦で姿を消した。
>>男子シングルス対戦表<<第1セットを落としたジョコビッチは第2セットもデル=ポトロの強打に押され、第10ゲームでは敗戦まであと2ポイントという崖っぷちに立たされたが、何とかサービスキープに成功。
しかし、この日2度目のタイブレークではデル=ポトロに強烈なパッシングショットを決められるなどで勢いを失い、まさかの初戦敗退となった。
両者は2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)3位決定戦でも対戦し、その時もデル=ポトロが勝利して銅メダルを獲得した。
前週のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)でジョコビッチは決勝で
錦織圭をストレートで破り、マスターズ通算30勝目を飾っていた。
今年のグランドスラムは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2連覇達成と6度目の優勝、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では初優勝を飾り生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)を達成。
しかし、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3回戦でまさかの敗戦を喫していた。
また、2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)では銅メダルを獲得している。
一方、勝利したデル=ポトロは今年の2月に手首の怪我から復帰。7月のウィンブルドンでは2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)を破る活躍を見せた。
グランドスラムは2009年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制しており、世界ランキングでは2010年に自己最高の4位を記録。しかし、近年は度重なる故障に悩まされていた。
2回戦では
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。
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