男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
錦織圭が第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)を7-6 (8-6), 6-1のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たすと同時に、マスターズ初優勝に王手をかけた。決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第10シードの
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
>>錦織vsワウリンカ1ポイント速報<<>>ロジャーズカップ対戦表<<この試合、第4ゲームで錦織はミスを重ねてしまいブレークを許す。その後は第9ゲームでブレークバックに成功し、第11ゲームでは15-40とチャンスを掴むも活かすことが出来なかった。タイブレークでは痛恨のダブルフォルトを犯すなどで、4-6とワウリンカにセットポイントを握られるも、逆転で第1セットを先取。
第2セットに入ると試合の流れが錦織に傾き、第2ゲームでワウリンカのサービスを破った。その後も主導権を握り、ワウリンカとの対戦成績を2勝3敗とした。
昨年のロジャーズ・カップは準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に初勝利し、大会初のベスト4へ進出。準決勝では
A・マレー(英国)に完敗した。
過去のマスターズは、2014年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)と今年のマイアミ・オープン(アメリカ/ マイアミ、ハード、ATP1000)で決勝へ進出したが、惜しくも初優勝を逃した。
今大会は、左脇腹の痛みで途中棄権した7月上旬のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来の大会。初戦の2回戦で予選勝者の
D・ノビコフ(アメリカ)、3回戦で
R・ラム(アメリカ)、準々決勝で元世界ランク8位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)、そして準決勝でワウリンカを破っての勝ち上がり。
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