男子テニスのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は18日、今年のウィンブルドンで優勝を飾った前年度チャンピオンで世界ランク2位の
A・マレー(英国)が、疲労回復を目指したいとする意向で欠場する決断を下したと発表した。
マレーは、7月10日に行われたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の男子シングルス決勝戦でM・ラオニチをストレートで下し自身2度目の優勝。また準優勝した全仏オープンを含め、5月に入ってから出場した5大会全てで決勝進出を果たすなど、多くの試合をこなしていた。
「カナダにはいつも訪れることを楽しみにしていた。この大会へ出場し始めてから今回が初の欠場となる。大会関係者は常に選手のケアなど含め、とても良い運営をしてくれている。」と、これまで今大会3度の優勝を持つマレーは大会への想いを語った。
続けて「この数カ月続いた好成績から、体を回復させるにはもうしばらく時間が必要。トロントで楽しみに待っていてくれたファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱい。でも、来年またカナダへ訪れることを楽しみにしている。」と欠場への想いを加えていた。
世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)を含め、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、そしてラオニチらは出場予定となっている。
ロジャーズ・カップは予選が23日から、本戦は25日からスタートする。
(STATS - AP)
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