【現地レポート】テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会3日目の29日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク70位の
日比野菜緒は第32シードの
A・ペトコビッチ(ドイツ)に6-3, 5-7, 2-6の逆転で敗れ、四大大会初勝利はお預けとなった。試合後の会見では、得意とするハードコートの全米オープンへ向けて笑顔を見せた。
>>錦織vsベネトー1ゲーム速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<この試合は前日の28日に行われていたが、雨により29日へ順延となった。
日比野から6-3, 5-7, 1-5の40-15から試合は再開され、第7ゲームをサービスキープしたが、最後はペトコビッチに押され初戦敗退となった。
会見では「第2セット終盤からペトコビッチ選手にミスがなくなって、球も伸びてきた。自分が何をしたらいいのかわからない時間帯があった。緩急をつけてもミスをしてくれなかった」と悔やんだ。
続けて「序盤から緊張感があった。ボールが浅くて、ラケットも振り切れていないと感じていた。ペトコビッチ選手は私より緊張していてミスをしてくれていたので、ファーストセットは取れた」と第1セットを先取した要因を話したが「ここぞという時に集中力を上げてきた」と元世界ランク9位のペトコビッチの強さを感じていた。
今大会については「クレーと芝は得意ではないと思っていたけど、その中でも沢山の収穫があった」と述べ「やっとハードコートシーズンが始まるので、次はもっと上手く出来るんじゃないかなと思います」と笑顔で話し、全米オープンでのグランドスラム初勝利を誓った。
また、リオデジャネイロ・オリンピック出場の打診の連絡を受けている日比野は「出れたらメダルを持って帰る気持ちで臨みたい」とメダル獲得に意欲を見せた。リオデジャネイロ・オリンピックの出場は、30日に最終決定する。
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