テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会3日目の29日、前日に雨で順延となった女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク70位の
日比野菜緒は第32シードで元世界ランク9位の
A・ペトコビッチ(ドイツ)に6-3, 5-7, 2-6の逆転で敗れ、四大大会初勝利とはならなかった。
>>ウィンブルドン対戦表<<前日の28日に行われていたこの試合、日比野が第1セットを先取するも続く第2セットを落とし、ファイナルセットの日比野からゲームカウント1-5、40-15の時点で突然の雨により試合は中断、その後も降り止まなかったため翌29日へ順延となっていた。
この日、日比野のサービスゲームから始まり第7ゲームをキープ。しかし、日比野は続くペトコビッチのサービングフォーザマッチをブレーク出来ずに敗れた。
日比野は4月のTEB BNP パリバ イスタンブール・カップで、肩に痛みを感じ、帰国後にMRI検査を受けた結果、肩の関節に腫瘍(ガングリオン)ができていたことが発覚。
その後に出場予定だった2大会を欠場し、治療とリハビリに専念。5月の全仏オープンに間に合わせるも、初戦で世界ランク6位の
S・ハレプ(ルーマニア)に敗れた。
一方、勝利したペトコビッチは2回戦では世界ランク50位の
E・ヴェスニナ(ロシア)と対戦する。
ペトコビッチは2011年に世界ランク9位まで上り詰め、グランドスラムでは2014年の全仏オープンで4強入りを果たしている。
■関連ニュース■
・日比野菜緒 全英初戦決着つかず・日比野菜緒 リオ五輪なるか・日比野菜緒、肩に腫瘍