男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は大会3日目の15日、シングルス1回戦が行われ、第7シードの
J・イズナー(アメリカ)が手首の怪我から復帰途中の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を7-6 (7-2), 6-4のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
>>AEGON選手権 対戦表<<この日イズナーは、怪我などでツアー離脱した選手に適応されるプロテクト・ランキングで出場のデル=ポトロに25本のサービスエースを叩き込み、1時間45分のストレートで勝利をものにした。
これでATPツアー今季最多となる513本のサービスエースを記録したイズナーは、濡れた芝で足元が滑るコートに上手く対応していた。
第2セットの第8ゲームで足を滑らせたデル=ポトロは、続く第9ゲームでも芝に足を取られる場面があり、その後は足元を警戒して動きに精彩を欠いてイズナーにブレークされてしまった。それが、この試合で両者通して唯一のブレークだった。
第1セットでは両者ブレークポイントを与えないサービスゲームを展開したが、タイブレークを制したイズナーが第1セットを先取。第2セットでは、6度握られたブレークポイント全てを跳ね除け、1ブレークに成功しデル=ポトロを退けた。
「試合が進むにつれて、コートに立っているのがどんどん心地良く感じ始めていた。きっと接戦になると思っていたけど、実際にそうなった。これまでの自分の多くの試合がそうだったように、ほんの数ポイントの差が勝敗を分けた試合だった」とイズナーは振り返った。
ベスト8進出をかけてイズナーは、2回戦で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。ミュラーは14日の1回戦で主催者推薦の
J・ワード(英国)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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