テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会最終日の5日、男子シングルス決勝戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードの
A・マレー(英国)を3-6, 6-1, 6-2, 6-4の逆転で下して大会初優勝を飾ると同時に、史上8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)の快挙を達成し、幕を閉じた。
>>全仏オープン対戦表<<今大会は雨により中断や延期などに悩まされ、この日もパリは朝から曇り空だった。
しかし両者の決勝戦に決着がつき、表彰式の準備を行っている時にセンターコートのフィリップ・シャトリエに太陽の日が差し込み、大会に幕が下りた。
両者は今回が通算34度目の対戦で、ジョコビッチから24勝10敗となった。
これまで全豪オープンで6度、ウィンブルドンで3度、全米オープンで2度のタイトルを獲得していたジョコビッチは、4度目の全仏オープン決勝戦の舞台で初優勝を飾った。また、昨年のウィンブルドンからグランドスラム4大会連続のタイトル獲得を果たした。
現役選手でグランドスラム4大会でタイトルを獲得しているのはジョコビッチの他に、
R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)となっている。
さらにジョコビッチは今回の優勝で、1年に四大大会全てを制覇する年間グランドスラムのチャンスも掴んだ。
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