テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会12日目の2日、車いすテニスの男子シングルス準々決勝が行われ、元世界ランク1位の
国枝慎吾が第2シードの
J・ジェラルド(ベルギー)(ベルギー)に3-6, 6-3, 6-2の逆転で勝利し、10年連続のベスト4進出を果たした。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、国枝は序盤でジェラルドにサービスエースやウィナーを決められるなどで第1セットを落とすも第2セットを取り返し、勝負の行方はファイナルセットへ。そして、第6ゲームでこのセット2度目のブレークに成功した国枝に流れが傾き、勝利を手にした。
敗れたジェラルド
昨年の全仏オープンはシングルスで6度目の優勝と2連覇、さらにダブルスでも6度目のタイトルを獲得し、単複2冠を達成。今大会では3連覇を狙う。
今年の全豪オープンは第1シードで出場するも、初戦で姿を消す波乱に見舞われていた。
これまでグランドスラムのシングルスで通算20度の優勝を飾っている国枝は、8月のリオ・オリンピックを見据えて、以前から悩まされていた右肘の違和感を取り除く手術を行い、5月に復帰していた。
今大会のダブルスには
G・リード(英国)(英国)とペアを組み、第2シードで出場する。
また、元王者の国枝は現在、世界ランキングを5位まで落としている。
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