テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会5日目の26日、男子シングルス2回戦が行われ、昨年の同大会4強で第6シードの
JW・ツォンガ(フランス)が世界ランク39位の
M・バグダティス(キプロス)を6-7 (6-8), 3-6, 6-3, 6-2, 6-2の大逆転で勝利し、8年連続の3回戦進出を果たした。
>>全仏オープン 対戦表<<この試合、第1セットをタイブレークの接戦の末に落としたツォンガは、バグダティスのドロップショットを織り交ぜたプレーに振り回され、2セットダウンに追い込まれる。
しかし、第3セットの第1ゲームから3ゲーム連取に成功するなど、よりエンジンを上げたツォンガは地元の声援を力に怒涛の追い上げを見せ、2セットオールまで持ち込む。
その後、勢いに乗ったツォンガが動きが鈍くなったバグダティスを封じ、見事な逆転劇を演じた。
勝利を決めた瞬間、ツォンガは両手を高く挙げて喜びを表し、観客はスタンディングオベーションで大きな歓声を送った。
3回戦では、
E・ガルビス(ラトビア)と対戦する。ガルビスは、同日の試合で第26シードの
J・ソウサ(ポルトガル)を下しての勝ち上がり。
ツォンガは今大会、1回戦で予選勝者の
J・シュトルフ(ドイツ)をストレートで下して2回戦へ駒を進めている。
昨年の全仏オープンでは準々決勝で
錦織圭(日本)を6-1, 6-4, 4-6, 3-6, 6-3の激闘の末に破り、大会2度目のベスト4進出。地元フランスの地で大きな勝利をあげた。
今大会、シード勢が順当に勝ち進むと準々決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する組合せとなっている。
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