テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会4日目の25日、ボトムハーフの男子シングルス2回戦が行われ、第5シードの
錦織圭は世界ランク40位の
A・クズネツォフ(ロシア)に貫録のストレート勝ちで2年連続の3回戦進出。一方、第2シードの
A・マレー(英国)は錦織とは対称的に世界ランク164位の
M・ブルグ(フランス)(フランス)に大苦戦を強いられる勝ち上がりとなった。
>>全仏オープン対戦表<<錦織は23日の会見で「危険な選手」と評していたクズネツォフをストレートで下して勝利。
3回戦では、元世界ランク7位(現52位)の
F・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。過去の対戦では1勝2敗と負け越しており、2回戦終了後の会見で錦織は「ラファ(ナダル)みたいなプレースタイル。前(今年4月のルーマニア大会)にクレーで優勝していますし、タフな相手」と評している。
一方、錦織が勝ち進むと準々決勝で対戦する可能性の高い第2シードのマレーは、地元フランス出身で世界ランク164位のブルグにまさかの大苦戦。1回戦の
R・シュティエパネック(チェコ共和国)戦に続き2戦連続となるフルセットの戦いとなるも、挽回して辛くも3回戦進出を決めた。
マレーは5月上旬のBNLイタリア国際 決勝では
N・ジョコビッチ(セルビア)を下して今季初優勝を果たしている。
また、第9シードのガスケは世界ランク103位の
B・フラタンジェロ(アメリカ)、第17シードのキリオスは
I・セイスリン(オランダ)を、それぞれストレートで下して勝利。ガスケとキリオスは3回戦で対戦し、勝者が4回戦で錦織が勝ち上がった時に対戦する組み合わせになっている。
同日行われた女子シングルスでは、
大坂なおみが世界ランク52位の
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)を下し、1月の全豪オープンに続いてグランドスラム2大会連続となる3回戦進出を決めた。
■関連ニュース■
・錦織 ジョコ、ナダル抑え1位・錦織 3回戦は「ラファみたい」・マレー大苦戦もアウェー制す