女子テニスツアーのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTAプレミア5)は15日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が
M・キーズ(アメリカ)との同胞対決を7-6 (7-5), 6-3のストレートで制し、約9カ月ぶりの優勝を飾った。
昨年8月のシンシナティ以来の優勝となったセリーナは、その優勝からわずか4大会にしか出場していなかった。
「最高の気分。毎週毎週、大会に出場していたわけではなかった。だから、とても久しぶりになってしまったけど、特にクレーコートで優勝出来たのは更に嬉しく感じる。」と喜びのコメント。
これが大会4度目の優勝となったセリーナは、全仏オープン連覇へ向けて最高の準備となった。
「今はとても体がフィットしている。だから全仏オープンが楽しみ。」と語るセリーナは、昨年の今頃は年間グランドスラムのことばかり聞かれていた。
「今年はよりリラックスして大会へ臨めるし、優勝へのプレッシャーも感じずにいられる。」と素直な想いを述べた。
試合後に行われた優勝セレモニーでは、観客へイタリア語でコメントしてファンを沸かせると、トロフィーを抱えた姿を自撮りして喜びを味わっていた。
クレーコート大会の決勝戦でアメリカ人対決となったのは、2002年の全仏オープンでセリーナが姉の
V・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦して以来のことだった。
BNLイタリア国際での4度目の優勝でセリーナは、
C・マルティネス(スペイン)と
G・サバティーニ(アルゼンチン)に並ぶ優勝回数。女子の最多優勝は
C・エバート(アメリカ)の5度となっている。
またこの日の優勝は、セリーナにとってキャリア70勝目となった。
試合後にキーズと握手を交わしたセリーナは、現在世界ランク17位のキーズにいつか世界1位になれると伝えていた。
「彼女(セリーナ)が言ったことが現実にならなかったら申し訳ない気持ち。でも、そんなことを彼女の口から聞けるのは最高のこと。そう言ってくれるのは、これからも一生懸命練習をしようという気になれる。」と21歳のキーズは想いを語っていた。
今回が自身最大の決勝進出となったキーズは昨年、グランドスラムである全豪オープンでベスト4、ウィンブルドンではベスト8とキャリア・ベストのシーズンを記録している。
(STATS - AP)
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