男子テニスツアーのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は8日、シングルス1回戦が行われ、
V・トロイキ(セルビア)が
T・ガバシュビリ(ロシア)を6-4, 6-1のストレートで下して初戦突破。この結果、第6シードの
錦織圭は初戦の2回戦で世界ランク24位のトロイキと対戦することが決まった。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、錦織は2回戦からの登場。
>>BNLイタリア国際対戦表<<両者は今回が5度目で、過去は錦織から3勝1敗。2010年の楽天ジャパン・オープンで敗れてからは3連勝しており、直近は昨年のBNLイタリア国際3回戦。
錦織と対戦するトロイキは、2013年にドーピング違反から18カ月間の出場停止処分を下された過去がある。これまではツアー3大会で優勝しており、世界ランキングの自己最高は2011年の12位。
今大会上位シード勢が勝ち進んだ場合、錦織は3回戦で第11シードの
R・ガスケ(フランス)、準々決勝では第3シードの
R・フェデラー(スイス)と第13シードの
D・ティエム(オーストリア)のどちらかと対戦する。
ベスト4へ進出したとしても、準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードの
R・ナダル(スペイン)のどちらが勝ち上がってくる可能性が高く、厳しい組み合わせとなっている。
過去のBNLイタリア国際では昨年のベスト8進出が自己最高で、その時はジョコビッチにフルセットで敗れた。
8日まで行われたムチュア・マドリッド・オープンで錦織は、過去6連敗していたガスケに初勝利。その後は準決勝で世界ランク1位のジョコビッチに敗れるも、3年連続のベスト4へ進出した。
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