男子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は5日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの
錦織圭が過去6連敗していた第10シードの天敵
R・ガスケ(フランス)を6-4, 7-5のストレートで破り初勝利をあげ、4年連続のベスト8進出を果たした。
>>マドリッド・オープン対戦表<<この試合、錦織は第1セットの第1ゲームからブレークに成功する勢いを見せ、ガスケを圧倒。第6ゲームでガスケにブレークバックを許すも、続く第7ゲームで2度目のブレークに成功してこのセットを先取。
第2セットでも主導権を握った錦織は、鋭いバックハンドや巧みなドロップショットでガスケを翻弄。しかし、第10ゲームでマッチポイントを握るも決めきれず、ガスケにブレークバックを許してしまう。
その後、第11ゲームですぐに2度目のブレークに成功した錦織が攻めきり、ストレートで勝利した。
準々決勝では、
N・キリオス(オーストラリア)と
P・クエバス(ウルグアイ)の勝者と対戦する。
錦織は今大会、初戦の2回戦で
F・フォニュイーニ(イタリア)にフルセットで勝利し、3回戦へ駒を進めていた。
過去のマドリッド・オープンでは、2013年に
R・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげて8強入り。2014年にはマスターズ初の決勝進出を果たし、
R・ナダル(スペイン)との決勝戦に挑むも怪我により無念の途中棄権。昨年は準決勝で
A・マレー(英国)に敗れてベスト4だった。
今シーズンは、1月の全豪オープンで2年連続3度目のベスト8進出、2月のメンフィス・オープンで前人未到の大会4連覇を達成。3月のマイアミ・オープンでは2度目のマスターズ決勝進出、4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルではナダルに3連覇を阻止されるも3年連続の決勝進出を果たした。
一方、敗れたガスケは今大会1回戦で
R・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で元世界ランク7位の
F・ベルダスコ(スペイン)を破っての勝ち上がりだった。
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