3日、フランスの検察官はフランス・テニス協会とJ・カシャサン協会会長宅などでの一連の捜査から、全仏オープンのチケット違法転売や会場のリノベーション契約の譲渡に関するドキュメントを入手したと公にした。
フランスの財政検察官事務所が出した声明によると、その調査は「全仏オープンのチケット違法転売」に関する「資産横領と不正取り引きへの影響」や「全仏オープン会場のリノベーションと拡張工事契約の譲渡」などに関わるもの。
そして「捜査に関して有用なドキュメントの押収」に結び付くものだったとも加えられている。
テニス協会の簡潔な声明では「捜査に対して十分協力している。」と述べられた。
南フランスのタルブに基盤を置いている旅行会社のアバ・ヴォヤージュ・ラ・デペシェも、調査の一環として捜査されていた。
フランスの週刊新聞「ル・カナール・アンシェネ」は、全仏オープンのチケットが大きな利益を得るために旅行会社へ転売されている事実を2月に伝えた。
予定されている全仏オープン会場のリノベーションには、新設される5,000人収容のコートの建設や2019年までにセンターコートに移動式屋根を設置することが含まれる。しかし、その計画は環境整備団体によって反対され、着工が見送られている。
(STATS - AP)


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