男子テニスで世界ランク691位、ジュニアランキングでは2位を記録した18歳
綿貫陽介が4月にtennis365.netの独占インタビューに応じ、日本のエースで同6位の
錦織圭について語った。
18歳の綿貫に、憧れの選手を聞くと「
B・ベイカー(アメリカ)選手が好きです。」と意外な回答。
現在31歳のベイカーはかつて世界ジュニアランク2位で、将来を期待されていた。度重なる怪我に悩まされるも、2012年の全仏オープンでは予選からベスト16へ進出。今年は全豪オープンに出場し、1回戦で
S・ボレッリ(イタリア)に接戦の末に敗れた。
「なんか大好きなんですよね。彼(ベイカー)のテニスが大好きで、僕自身あまり多くの試合を見れてはいないんですけど、好きな選手って聞かれるとベイカー選手って答えます。」と話した。
国内で憧れの選手を聞くと「1番は錦織選手。」と綿貫。
世界ランク6位の錦織圭
錦織について「やっぱり凄いです。試合を見てて展開力とかバックハンドとかリターンとか、めちゃくちゃ頭が良いと感じる。アイディアが本当に凄い。あのレベルでずっと戦い、その中であのようなプレーが出来るのは本当に凄い。」と語った。
また、今後の目標については「ジュニアはラスト1年なので、この後はグランドスラムのジュニアだけ出る予定。グランドスラムのジュニアで、日本人がまだ誰も獲ったことがないシングルス優勝は絶対にしたいです。僕は誰もやったことがないことや、歴史を変えることが好きなので、絶対にしてやろうという想いはあります。」と力強くコメント。
「南米シーズンをずっと戦ってきたので、クレーコートは得意です。調子も良いですし、ラケットも変えた良いタイミングでフレンチ(全仏オープン)が近付いてきているので、獲りたいなとは思いますね。」と述べた。
インタビューに応じる綿貫陽介
インタビューの最後に、遠征の時に必ず持っていくものを聞くと「ポカリスエットの粉とマルゼンのチーかまは必ず持っていきます。」と笑顔で話した。試合中の真剣な表情とのギャップも綿貫の魅力の1つ。
最後に、綿貫の夢を聞くと「誰もしたことがないことをしたい想いが強いのです。最終的にはグランドスラムで誰も成し遂げたことがない優勝が目標。あと、オリンピックに出たいという想いが強いです。」と語った。
わずか18歳にして、常に世界の頂点を見続け挑戦を繰り返す綿貫の、今後の活躍に期待したい。
綿貫陽介は、長男の
綿貫裕介、次男の
綿貫敬介に次ぐ3兄弟の末っ子して知られており、今年からプロとして活動。1月からプロサッカー選手の本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社と契約を締結した。
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