男子テニスツアーのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)は30日、シングルス準決勝が行われ、第3シードで同15位の
D・ティエム(オーストリア)が同49位の
A・ズベレフ(ドイツ)を4-6, 6-2, 6-3の逆転で下し、今シーズン3度目の決勝進出を果たした。
この試合、ティエムは第1セットを落とすも、第2セット以降はファーストサービスが入った時に83パーセントの高い確率でポイントを獲得して主導権を握り、2時間で決勝進出を決めた。
現在22歳のティエムは今シーズン好調で、アルゼンチン・オープンでは
R・ナダル(スペイン)らに勝利して優勝。さらにアビエルト・メキシコ・テルセル男子ではハードコートで初のタイトルを獲得し、キャリア通算5勝目をあげた。
2015年のニース・コート・ダジュール・オープンで初優勝を果たして以降は決勝戦で負けておらず、現在5連勝中。
決勝では同大会3度目の優勝を狙う第4シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。コールシュライバーは同日の準決勝で第5シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)を下しての決勝進出。
過去の対戦成績はティエムから0勝1敗。昨年のゼネラル・オープン準決勝で敗戦を喫している。
一方、ティエムに敗れたズベレフはツアー大会初の決勝進出とはならず、今大会は準々決勝で第1シードの
D・ゴファン(ベルギー)を下してのキャリア4度目のベスト4進出だった。
■関連ニュース■
・キリオス 誕生日にサプライズ・ナダル破ったティエム今季初V・錦織ら波乱の中 ティエム優勝