男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は24日、シングルス決勝戦が行われ、第2シードの
錦織圭は第1シードの
R・ナダル(スペイン)に4-6, 5-7のストレートで敗れて大会史上3人目の3連覇とはならず、準優勝に終わった。
>>バルセロナ・オープン対戦表<<決勝戦、錦織は第4ゲームでナダルの強打に押されブレークされる。続く第5ゲームでブレークバックするも、第10ゲームではミスを重ねて2度目のブレークを許し、第1セットを落とす。
第2セット、第1ゲームでブレークする好スタートを切ったが、地元の声援を受けるナダルの勢いに押され、第2ゲームでブレークバックされる。その後も錦織は果敢に攻め続けるもナダルに主導権を握られた。第10ゲームではドロップショットを決めるなどでマッチポイントをしのぐも、第12ゲームでブレークを許し、試合に終止符が打たれた。
両者は今回が10度目の対戦で、錦織から1勝9敗となった。今年のBNPパリバ・オープン準々決勝でもナダルに完敗。錦織の唯一の勝利は昨年のロジャーズ・カップ準々決勝で、その時はストレートで破った。
過去のバルセロナ・オープンで3連覇を成し遂げているのは、1982-1984年の
M・ビランデル(スウェーデン)、2005-2009年の5連覇と2011-2013年に3連覇したナダルだった。
錦織は2014・2015年のバルセロナ・オープンで2連覇していたが、3連覇達成とはならなかった。
今シーズンは1月の全豪オープンでベスト8進出、2月のメンフィス・オープンで前人未到の大会4連覇を達成。マイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝進出を果たした。
一方、優勝のナダルは3年ぶり9度目のバルセロナ・オープンでの優勝を飾り、前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズに続き今季2勝目、2週連続のタイトル獲得。キャリア通算69勝目となった。
【錦織圭 vs ラファエル・ナダル 過去の対戦成績】<2016年>
バルセロナ・オープン決勝 錦織圭 4-6, 5-7 R・ナダル
<2016年>
BNPパリバ・オープン準々決勝 錦織圭 4-6, 3-6 R・ナダル
<2015年>
ロジャーズ・カップ準々決勝 錦織圭 6-2, 6-4 R・ナダル
<2014年>
マドリッド・オープン決勝 錦織圭 6-2, 4-6, 0-3 途中棄権 R・ナダル
<2014年>
全豪オープン4回戦 錦織圭 6-7 (3-7), 5-7, 6-7 (3-7) R・ナダル
<2013年>
全仏オープン4回戦 錦織圭 4-6, 1-6, 3-6 R・ナダル
<2012年>
ソニー・オープン4回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2011年>
ソニー・オープン2回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2010年>
ウィンブルドン1回戦 錦織圭 2-6, 4-6, 4-6 R・ナダル
<2008年>
AEGON選手権3回戦 錦織圭 4-6, 6-3, 3-6 R・ナダル
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