女子テニスで世界ランク4位まで上り詰めたクルム
伊達公子は16日に自身の公式ブログを更新し、今後に向けて葛藤に揺れる心中を明かした。
2月16日に膝の内視鏡手術を受けたクルム伊達。手術から2カ月経過した現在は現役続行に向けたリハビリに励んでいる。
クルム伊達は「正座もずっとできなかったけど今はなんとなくできるようになっています。リハビリを始めた頃は筋肉が落ちているだけでなく、筋肉の反応も悪かったけれど悪いなりに今、少しずつよくなり始めている状況です。」と徐々に回復を実感をしてる様子。
しかし今年1月の全豪オープン予選以来プレーすることが出来ておらず、丸3カ月間テニスから離れており、現在はリハビリメニューでラケットを持つだけと綴られている。
「鏡の目の前にラケットを持っているとつい素振りはしてしまうけどテニスがしたいって気持ちには膝が無理なことがわかるからなれないみたい。」
続けて「長いブランクがあったとはいえ、20代の勝ちに拘り世界の4位にまでなることができグランドスラム準決勝を3度経験できた最高のキャリアと37歳からの再チャレンジで継続している今のキャリア。」
「テニスへの愛は今の方が断然大きく強くなっているから、負けることが多くなった今、体が思うようについてこなかったり、回復しなかったりすることが多い中でも少しでも長くテニスと向き合っていたいと願っている。」とテニスへの強い想いを明かした。
最後に「いい加減、自分の体を考えてテニスとの距離を置くことも一つの生き方。でもこんなときだからこそあと少し大好きなテニスと向き合う時間を持ち続けたいと今は思っているんです。そんな思いを感じてか、関わってくださる方々が私の決断を待ってくれています。どんな決断をするにしろ、自分らしい決断をしたいと思っています。」とクルム伊達の心中は葛藤に揺れている。
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