若手活躍第8シード破り初勝利

男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権（アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250）は５日、シングルス１回戦が行われ、主催者推薦で出場の１８歳 T・ポール（アメリカ）が第８シードのＰ・ロレンジ（イタリア）を6-2, 6-3のストレートで破り、ツアー大会初の初戦突破を決めた。

この試合、ポールはファーストサービスが入った時に９１パーセントの確率でポイントを獲得して第１セットを先取。主導権を握ったポールは、第２セットでロレンジに１度もブレークチャンスを与えず１時間２分で勝利した。

２回戦では、世界ランク７１位のＨ・チャン（韓国）と対戦する。

現在１８歳のポールは、昨年プロに転向したアメリカ期待の若手選手。ジュニアランキング３位の実力者で、昨年の全仏オープン・ジュニアでＴ・フリッツ（アメリカ）を破って優勝、続くウィンブルドン・ジュニアでベスト８、全米オープン・ジュニアではフリッツに敗れるも準優勝を果たしている。

４月４日付で発表された世界ランキングでは自己最高位となる２００位を記録した。

今季は１月のITF大会で２勝をあげ、２月のデルレイ・ビーチ・オープンの予選に出場するも西岡良仁（日本）に敗れて初戦敗退。その後も予選を勝ち抜くが、本戦で勝利を飾ることはできていなかった。

昨年の同大会では、当時ノーシードで勝ち上がったＪ・ソック（アメリカ）がＳ・クエリー（アメリカ）をストレートで下して大会初優勝を飾った。