男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/ マイアミ、ハード)は31日、シングルス準々決勝が行われ、第24シードの
N・キリオス(オーストラリア)が第12シードの
M・ラオニチ(カナダ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下した。この結果、第6シードの
錦織圭(日本)は準決勝でキリオスと対戦することが決まった。
>>マイアミ・オープン 対戦表<<錦織とキリオスは今回が2度目の対戦で、昨年の上海マスターズでは錦織が逆転で勝利した。
20歳のキリオスは気性が荒いことでも知られており、近年では何度か問題を起こしテニス界を騒がせている。
昨年8月のモントリオール・マスターズで、
S・ワウリンカ(スイス)と対戦した際に
T・コキナキス(オーストラリア)がワウリンカのガールフレンドと言われている
D・ヴェキッチ(クロアチア)と関係を持ったという発言をしたため、ATP大会への出場禁止と罰金が科せらた。
キリオスは今大会、初戦となる2回戦で
M・バグダティス(キプロス)、3回戦で
T・スミチェク(アメリカ)、4回戦で
A・クズネツォフ(ロシア)、そして準々決勝でラオニチを下しての勝ち上がり。
一方、錦織は同日の準々決勝で第16シードの
G・モンフィス(フランス)との激戦を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)の大逆転で制し、2年ぶりのベスト4進出を果たした。試合時間は2時間29分。
今季の目標にマスターズ初優勝を掲げている錦織にとって、トップ5シード勢の内4選手が早期敗退を喫した今大会は最大のチャンス。決勝進出をかけて、日本時間2日の朝8時にキリオスと激突する。
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