男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は29日、シングルス4回戦が行われ、マスターズ初優勝を狙う第6シードで世界ランク6位の
錦織圭(日本)が第17シードで同18位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-2, 6-4のストレートで下し、3年連続のベスト8進出を決めた。
>>マイアミ・オープン 対戦表<<この試合、序盤から主導権を握った錦織は常に速いタイミングでボールを叩き、バウティスタ=アグに反撃を許さなかった。
第1セットを先取した錦織は、続く第2セットでも第1ゲームからブレークに成功。その後も自身のペースを崩さずにバウティスタ=アグを圧倒し、勝利を手にした。
準々決勝では、第16シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは、同日の4回戦で第26シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を逆転で下しての勝ち上がり。
26歳の錦織は、過去のマスターズ大会で2014年のムチュア・マドリッド・オープン準優勝が最高成績。その時は
R・ナダル(スペイン)と決勝で対戦するも、無念の途中棄権を強いられた。
マイアミ・オープンでは2014年のベスト4が最高成績で、その時は
R・フェデラー(スイス)らを破って勝ち進むも、準決勝の試合前に棄権した。
今シーズンは1月の全豪オープンで2年連続3度目のベスト8進出を果たし、2月のメンフィス・オープンでは大会史上初の4連覇を達成。前週まで行われたBNPパリバ・オープン男子ではナダルに敗れるも8強入りとなった。
その他の日本勢では、予選を勝ち抜いた
西岡良仁(日本)が3回戦敗退、
伊藤竜馬(日本)は2回戦で敗れた。
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