男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は28日、シングルス3回戦が行われ、マスターズ初優勝を狙う第6シードで世界ランク6位の
錦織圭が第27シードで同29位の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)に6-2, 6-2で完勝し、危なげなくベスト16進出を決めた。
>>マイアミ・オープン対戦表<<この試合、錦織は過去3連勝していたドルゴポロフに第1ゲームでいきなりブレークを許すも、そこから4ゲームを連取して主導権を握った。そして、第8ゲームもブレークした錦織が第1セットを先取。
第2セットに入ってもその勢いは衰えず、第2ゲームでミスを連発するドルゴポロフのサービスゲームをブレークする。その後も試合の流れを自身に傾けた錦織がストレート勝ちをおさめ、ドルゴポロフとの対戦成績を4連勝とした。
4回戦では第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)と第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)の勝者と対戦する。
26歳の錦織はこれまでのマスターズで2014年のムチュア・マドリッド・オープンで準優勝を飾ったのが自己最高。その時は
R・ナダル(スペイン)と決勝で対戦するも、無念の途中棄権を強いられた。
マイアミ・オープンでの自己最高は2014年で、
R・フェデラー(スイス)らを次々と破りベスト4へ進出したが、準決勝の試合前に棄権した。
今シーズンは1月の全豪オープンで2年連続3度目のベスト8進出、2月のメンフィス・オープンでは大会史上初の4連覇を達成した。前週まで行われたBNPパリバ・オープン男子ではナダルに敗れるもベスト8へ駒を進めた。
その他の日本勢では、予選を勝ち抜いた
西岡良仁は3回戦敗退、
伊藤竜馬は2回戦で敗れた。
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