女子テニスのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・マンダトリー)は20日、シングルス決勝が行われ、第13シードで世界ランク15位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)が第1シードで同1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、2012年以来2度目の優勝を飾った。
この試合、アザレンカはトータルでセリーナに12度のブレークチャンスを与えるも1度のブレークに抑え、自身は4度のブレークチャンスから3度のブレークに成功。第2セットではファーストサービスが入った21本中20本をポイントに繋げて主導権を握ったアザレンカが1時間28分で勝利を手にした。
アザレンカはセリーナとの対戦成績を4勝17敗とし、2013年のシンシナティ・オープン決勝以来の勝利となった。
元世界ランク1位のアザレンカは、今季開幕戦のブリスベン国際でキャリア通算18勝目をあげ、全豪オープンではベスト8進出。
過去のBNPパリバ・オープン女子では2012年にタイトルを獲得しており、昨年は
M・シャラポワ(ロシア)に敗れて3回戦敗退となっていた。
一方、敗れたセリーナは2001年のBNPパリバ・オープン女子で2度目の優勝を果たすも、その時に受けた罵声に傷つき、以降は出場辞退を続けていた。昨年は出場を決断し、14年ぶりにコートへ姿を現したセリーナには大歓声が送られた。また、昨年は右膝を痛めたことで準決勝を前に棄権し、ベスト4に終わっていた。
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