男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は19日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)の前に6-7 (5-7), 2-6のストレートで敗れ、キャリア100度目の決勝進出とはならなかった。
>>BNPパリバ・オープン対戦表<<この日の試合でナダルは、ジョコビッチとのハードコートでの対戦を7勝18敗とし、2013年の全米オープン決勝戦でジョコビッチを下して以来7試合連続の敗戦となった。オープン化以降、最多となる48度目の顔合わせとなった両者の対戦は、今回でナダルから23勝25敗とした。
今季開幕戦のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ ドーハ、ハード)の決勝戦でもジョコビッチと対戦していたナダル。その時は1-6, 2-6の完敗を喫していた。
「今日の対戦は、ここ最近の対戦の中で世界トップランクの選手相手により競うことが出来た。この大会のプレーは前向きに捉えられる。もしこのレベルを維持して今後も戦えたら、どんな相手でも勝てるチャンスがあると考えることができた。」とナダル。
第1セットのタイブレークでナダルは、3連続のミスなどでジョコビッチに5ー2とリードを許した。そこから反撃に出て5ー5とするも、続く2ポイントをジョコビッチに許してこのセットを落とした。
観客から大きな声援を受けていたナダルは「現時点で可能な限りのベストなプレーで戦えたと感じている。タイブレークの出だしと最後にフォアハンドでミスを犯してしまった。それだけがいけなかった。」と第1セットを振り返っていた。
しかし第2セットに入ると、第6ゲームでジョコビッチにブレークを許し2ー4とリードを許すと、流れは一気にジョコビッチへ傾き、ゲームカウント2ー5と追い込まれた。
第8ゲームのナダルのサービスでは、3度のマッチポイントをしのぎデュースにすると、その後もお互い譲らぬ展開で2度のデュースを繰り返したが、最後はジョコビッチが握った6度目のマッチポイントを決められ、決勝進出とはならなかった。
勝利したジョコビッチは決勝戦で、第15シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-3, 3-6, 6-3で下した第12シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
ナダルは「もし彼(ラオニチ)が良いサービスを打ち続けたら、誰と対戦しても勝てるだろう。」とラオニチを評価していた。
(STATS - AP)


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