男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は19日、シングルス準決勝が行われ、第12シードで世界ランク14位の
M・ラオニチ(カナダ)が第15シードで同18位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-3, 3-6, 3-6のフルセットの末に下し、キャリア通算3度目のマスターズ大会決勝進出を果たした。
>>BNPパリバ・オープン男子対戦表<<この試合、第1セットを先取したラオニチは第2セットでは2度のブレークを許して落とすも、ファイナルセットではファーストサービスが入った時に88パーセントの高い確率でポイントを獲得してゴファンにブレークを許さず、2時間で勝利した。
決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。過去の対戦成績はラオニチから0勝5敗。
ラオニチは過去のマスターズ大会では2013年のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ、2014年のBNPパリバ・マスターズで決勝進出を果たしており、通算3度目の決勝進出となった。
現在25歳のラオニチは、今季開幕戦のブリスベン国際決勝でフェデラーをストレートで下して今シーズン初優勝。その後の全豪オープンでは4回戦で
S・ワウリンカ(スイス)、準々決勝で
G・モンフィス(フランス)を下し、準決勝で
A・マレー(英国)に敗れるも大会初の4強入りを果たした。
しかし、準決勝のマレー戦で太ももを痛めたラオニチは、その後出場予定だったABNアムロ 世界テニス・トーナメント、オープン13、国別対抗戦のデビスカップを欠場。今大会は全豪オープン後、初の公式戦となっている。
一方、敗れたゴファンは第3シードのワウリンカ、第10シードの
M・チリッチ(クロアチア)を下して、自身初のマスターズ大会4強入り。4回戦でワウリンカからあげた勝利はゴファンにとって、トップ5の選手からあげた初めての勝利となった。
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