男子テニスツアーのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は8日にシングルスの対戦表が発表され、マスターズ初制覇を狙う第5シードの
錦織圭は、初戦の2回戦で世界ランク69位の
D・ムニョス-デラナバ(スペイン)と同90位の
M・ククシュキン(カザフスタン)の勝者と対戦する組合せとなった。今大会はシード選手が1回戦免除のため、錦織は2回戦からの登場。
トップハーフ(対戦表の上半分)に位置している錦織。上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第30シードの
S・ジョンソン(アメリカ)、4回戦では第9シードの
J・イズナー(アメリカ)か第19シードの
B・ペール(フランス)のどちらかと対戦する組合せとなっている。
更に勝ち進むと、準々決勝では第4シードの
R・ナダル(スペイン)、準決勝では第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる可能性がある。
昨年の同大会は4回戦で
F・ロペス(スペイン)に敗れており、BNPパリバ・オープン男子ではベスト16進出が自己最高の成績。
今シーズン、錦織は1月の全豪オープンで2年連続3度目のベスト8進出を果たし、2月のメンフィス・オープンでは大会史上初の4連覇を達成。
さらに前週の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対イギリスでは、1勝2敗の崖っぷちで迎えた最終日のシングルスで
A・マレー(英国)と4時間54分の激戦を繰り広げるも最後は押し切られ、日本の初戦突破とはならなかった。
BNPパリバ・オープン男子とマイアミ・オープン男子のマスターズ1000大会が行われる3月。今シーズンの目標にマスターズ初優勝を掲げる錦織にとって勝負の1カ月が始まる。
今大会のボトムハーフ(対戦表の下半分)は第2シードがマレー、第3シードが
S・ワウリンカ(スイス)、第6シードが
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第8シードが
R・ガスケ(フランス)となった。
その他の注目選手としては怪我からツアー復帰を遂げた
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、今シーズン怒涛の勢いで世界ランキングを上げている
T・フリッツ(アメリカ)が主催者推薦で出場している。
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