- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

シャラポワを元会長は有罪

世界アンチ・ドーピング機構(WADA)のD・パウンド元会長は9日、女子テニスで世界ランク7位のM・シャラポワ(ロシア)がメルドニウムを摂取したことに対し「未必の故意」として有罪であるとした。

今年1月の全豪オープン期間中に受けた尿検査でメルドニウムの陽性反応が出たシャラポワは、最長4年間の出場停止処分に直面する可能性をパウンド元会長は示唆していた。

ラトビアで心臓疾患の治療薬として製造されているメルドニウムは、アスリート達の間で広く服用されており、今年の1月1日からWADAの禁止薬物のリストに追加されていた。

7日に行われた記者会見で陽性反応の事実を公にしたシャラポワは様々な健康面の問題のため、このメルドニウムを10年間に渡って服用していたと語っている。5度のグランドスラム優勝を誇り、世界で最も収入の高い女性アスリートのシャラポワは、今年からメルドニウムが禁止薬物に指定された事実に気付かず、今回のことは全て自分に責任があるとも語っていた。

「あそこまでのレベルのアスリートはテストがあることを認識すべきだし、自身が服用している薬がリストにないか確認すべきでもある。そしてそれを見逃してしまったのは未必の故意だった。」と語るのはパウンド元会長。

「収集した情報では、彼女(シャラポワ)は事前に注意されていた。WADAからも出版物が公にされていたが、彼女はそれに注意を払わなかった。テニス協会からも幾つかの警告が出されていたが、明らかに読んでいなかった。」

WADAのC・リーディ会長は、なぜシャラポワにメルドニウムが処方されたのかに疑問を持っている。

「もしこのレポートが本当で、彼女が10代の時から起きていたのなら、基本的に心臓疾患のための薬がなぜ処方されたのか疑問に思ってしまう。」とリーディ会長。

国際テニス関係者は多くの薬の服用をモニターし、どの薬を禁止薬物リストに追加するかをWADA委員会へ勧告すると同時に、メルドニウムの使用を警告していたと、パウンド元会長は話す。

「少なくともテニス界の中では多くの選手がこのメルドニウムを使用しているのは知っていたはず。だからWADAのリスト委員会に問い合わせていたはず。」とパウンド元会長は述べていた。

今のところテニス選手でメルドニウムの陽性反応が出たのはシャラポワだけとなっている。

全米食品医薬品局で認可されていないメルドニウムは酸素の吸収を高め、持続性も高めるため、WADAは禁止薬物へ指定していた。他の国際的なスポーツでも、1月1日以降数名のアスリートがこのメルドニウムの陽性反応が出ている。

9日に発表されたブリティッシュ・ジャーナルのスポーツ医学部の研究結果では、昨年アゼルバイジャンのバクーで開催されたヨーロッパ選手権では490名ものアスリートがメルドニウムの使用の可能性が分かっている。その時はまだメルドニウムは禁止薬物に指定していなかった。

その研究結果では、13名の優勝者やメダリストがメルドニウムを使用し、その他66名がメルドニウムの反応が出た。21競技中15競技のアスリートからメルドニウムが検出されていた。この調査結果もWADAがメルドニウムを禁止薬物に指定する決断を下す一因となった。

シャラポワは国際テニス連盟(ITF)から暫定的に出場を禁止されており、ITFはこの事案への公聴会を開き、更に長期に渡る処分を下すか決める。

パウンド元会長は「彼女は最長4年間の出場停止処分になる可能性がある。軽減要素がないか、大きな妨げはないかを検証しなければならない。」と状況を説明していた。

同時にパウンド元会長は、シャラポワがなぜここまで長期に渡りメルドニウムを服用していたのか分からないとも語っていた。

シャラポワは7日の会見で、慢性疾患や糖尿病の初期症状や心電図の不整脈などの幾つかの健康面の問題のためにこの10年間メルドニウムを服用していたと話す。

「更なる事実があるはずだし、隠された事実があるはずだ。」ともパウンド元会長は加えていた。

メルドニウムを製造しているラトビアのグリンデクス社は、メルドニウムが治療薬として処方されるのは通常4週間から6週間だとしている。

「対処しなければならない問題の1つは、治療目的としての服用が長年に渡るものではないということ。1つの治療ケースとしての使用は数週間か、もしかすると数カ月であり、10年も継続して服用することはないはず。」とパウンド元会長は疑問視。

シャラポワの顧問弁護士であるJ・ハガーティ弁護士は8日に「マリア(シャラポワ)が10年間、毎日のようにメルドニウムを服用していたかのような解釈となる誤解を解きたい。」と語り「単にそのようなケースではない。」と弁護していた。

(STATS - AP)






■関連ニュース■ 

・シャラポワをサフィン信じる
・シャラポワと同日に陽性公表
・シャラポワ 大型3社契約停止
(2016年3月10日9時39分)

その他のニュース

8月2日

大坂なおみ「安定したプレー心がけた」 (4時57分)

大坂なおみ 6年ぶり3度目の16強 (3時57分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsオスタペンコ (1時00分)

8月1日

ズベレフ 現役5人目マッチ500勝達成 (14時55分)

選手軽視?ATPの決定に「失望」 (11時43分)

伊藤あおいは「闘志のある選手」 (10時25分)

伊藤あおい 逆転負けで3回戦敗退 (9時23分)

【1ポイント速報】伊藤あおいvsブザス・マネイロ (7時36分)

7月31日

インハイ決勝は気温40度超え (18時50分)

野田学園 インハイ女子団体で雪辱V (18時06分)

湘南工大附 インハイ男子団体2連覇 (17時24分)

チチパス 父と再タッグも初戦敗退 (13時54分)

インハイ女子団体 決勝カード決定 (13時22分)

インハイ男子団体 2年連続で同一決勝 (12時48分)

元世界5位が涙、惜敗で現役生活に幕 (12時36分)

チチパス 父とのコーチ関係再開 (10時01分)

大坂なおみ 3回戦の相手は世界26位 (8時55分)

綿貫陽介 逆転負けで2回戦敗退 (7時58分)

大坂なおみ「ボール入れ続けようと」 (3時29分)

大坂なおみ 崖っぷちから逆転勝ち (2時47分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsサムソノヴァ (0時01分)

【動画】大坂なおみ ストレート勝ちで16強!勝利の瞬間ガッツポーズ! (0時00分)

7月30日

インハイ 男女団体4強出揃う (20時01分)

ズベレフ 大絶叫も勘違いで苦笑い (18時58分)

テニス大会×別荘ステイの新常識! (16時51分)

19歳 マスターズ初の3回戦へ (15時11分)

メド 初戦突破で2年ぶり3回戦へ (14時20分)

伊藤あおい フェデラー必殺技で勝利 (13時03分)

伊藤あおい 3回戦は世界51位に決定 (8時25分)

インハイ開幕、男女団体16強出揃う (7時38分)

伊藤あおい 世界9位撃破の大金星 (5時54分)

【動画】伊藤あおい 世界51位との激闘に敗れる、最後のポイント (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!