男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対イギリス(イギリス/バーミンガム、ハード)は5日、
西岡良仁/
内山靖崇組は
J・マレー(英国)/
A・マレー(英国)組に3-6, 2-6, 4-6のストレートで敗れた。1勝2敗となった日本がベスト8へ進出するには、6日に行われるシングルス2試合の勝利が必須となった。
>>ワールドグループ組合せ<<>>デビスカップとは<<大会初日の4日、
錦織圭とマレーの両エースが共に1勝をあげた。5日は西岡/ 内山組がマレー兄弟に挑むもストレート負けを喫し、日本は現在1勝2敗と崖っぷちに立たされている。
6日のシングルス第1試合では錦織とマレーの世界トップ10対決が実現。両者は過去に6度対戦しており、錦織から1勝5敗。錦織がマレーに唯一勝利したのは2014年のツアーファイナルのみ。直近では昨年のロジャーズ・カップ準決勝で対戦し、その時は錦織が完敗した。
世界ランク2位のマレーは地元での戦いに強く、2012年のロンドン・オリンピックでは準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)、決勝では
R・フェデラー(スイス)をそれぞれストレートで下し、金メダルを獲得。さらに翌年のウィンブルドンでは、1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりの地元優勝を飾る快挙を成し遂げた。
錦織とマレーのエース対決は、日本時間6日の22時(現地6日の13時)に開始する予定。
もし錦織がマレーを破ったとしても、同日のシングルス第2試合で
ダニエル太郎が
D・エヴァンス(英国)に勝利しなければ日本のベスト8進出とはならない。
昨年、ダニエル太郎はワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビアで、最終日のシングルス第2試合をストレートで制し、日本のワールドグループ残留を決める大活躍を見せた。
一方、イギリスはエースのマレーが8試合全てで勝利し、79年ぶりの優勝に導いている。
日本とイギリスの勝利した国は、7月15日に行われるワールドグループ準々決勝でセルビアとカザフスタンのどちらかと対戦する組合せ。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 ×-○ A・マレー
・シングルス第2試合:錦織圭 ○-× D・エヴァンス
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:西岡良仁/ 内山靖崇 ×-○ J・マレー/ A・マレー
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 vs A・マレー
・シングルス第2試合:ダニエル太郎 vs D・エヴァンス
【錦織圭 vs アンディ・マレー 過去の対戦成績】<2015年>
ロジャーズ・カップ準決勝 A・マレー 6-3, 6-0 錦織圭
<2015年>
マドリッド・マスターズ準決勝 A・マレー 6-3, 6-4 錦織圭
<2014年>
ATPツアー・ファイナル 錦織圭 6-4, 6-4 A・マレー
<2013年>
ブリスベン国際準決勝 A・マレー 6-4, 2-0 途中棄権 錦織圭
<2012年>
全豪オープン準々決勝 A・マレー 6-3, 6-3, 6-0 錦織圭
<2011年>
上海マスターズ準決勝 A・マレー 6-3, 6-0 錦織圭
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