女子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル女子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は25日、シングルス準々決勝が行われ、主催者推薦で出場の
大坂なおみ(日本)は第2シードの
S・スティーブンス(アメリカ)に3-6, 5-7のストレートで敗れ、ツアー大会初のベスト4とはならなかった。
この試合、第1セットの序盤は両者譲らずサービスキープの展開が続くが、ラリー戦で徐々に押され始め、第7ゲームと第9ゲームでブレークを許した大坂がこのセットを落とす。
第2セットでは大坂が第1ゲームでダブルフォルトを2度犯したスティーブンスの隙を突きブレークに成功。しかし、直後の第2ゲームでブレークバックを許して試合の流れはスティーブンスに傾く。
その後、第9ゲームでブレークを許した大坂はスティーブンスのサービングフォーザマッチでブレークバックする意地を見せるも、第12ゲームでこのセット3度目のブレークを許して敗れた。
今大会は1回戦で予選勝者の
K・ベルテンス(オランダ)、2回戦で世界ランク74位の
M・デュケ=マリーノ(コロンビア)を下し、ツアー大会初の8強入りを決めていた。
今シーズンは1月の全豪オープンに予選を勝ち抜きグランドスラム本戦初出場を果たすと、1回戦で
D・ヴェキッチ(クロアチア)を下し、四大大会初勝利。2回戦では第18シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)を破る金星をあげ、3回戦進出を果たした。
一方、勝利したスティーブンスは準決勝で第8シードの
Y・ウィックマイヤー(ベルギー)との顔合わせとなる。同日の準々決勝で第3シードの
A・パブリュチェンコワ(ロシア)を下しての勝ち上がりとなっている。
同日行われた準々決勝で世界ランク66位の
D・チブルコワ(スロバキア)、同64位の
C・マーケイル(アメリカ)がそれぞれ準決勝進出を決め、今大会のベスト4が出揃った。
■関連ニュース■
・大坂なおみ 全豪で3位記録・大坂なおみ 日本語は「ラップ」・大坂なおみ 自己最高位を記録