男子テニスツアーのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が主催者推薦の
M・ジャジーリ(チュニジア)を6-1, 6-2の快勝で退け、記念すべきキャリア700勝を飾った。
28歳のジョコビッチは、10年前からプロとしてツアーを回り始め、これで通算成績を700勝146敗とした。
現役選手としては
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)に次いで700勝を達成した3人目の選手となった。これまでフェデラーは1,067勝、ナダルは775勝をあげている。
「つまりは、ここまでのテニス人生でたくさんの試合を戦ってきたということ。」とジョコビッチは微笑みながらコメントしていた。
同大会でジョコビッチは過去4度の優勝を誇るが、ここ2年間はフェデラーに敗れ、優勝から遠ざかっている。
この日の試合でジョコビッチはサービスゲームで危なげないプレーを展開していた。第1セットでは4度のサービスゲームでわずか2ポイントしかジャジーリに与えなかった。
試合を通して自身のサービスゲームで唯一接戦を強いられたのは、第2セットの第8ゲームでのサービング・フォー・マッチだった。ジョコビッチはダブルフォルトを犯し、この試合初めてジャジーリにブレークポイントを握られた。しかし、そこから3ポイント連取して1時間5分で勝利を決めた。
「安定したプレーを披露出来た試合だった。明日の試合も、積極的な気持ちで臨みたい。」とジョコビッチは前向きな気持ちを話した。
準々決勝では第6シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。ロペスはこの日、
L・ロソル(チェコ共和国)を6-3, 7-6 (9-7)で下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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