男子テニスツアーのデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード)は20日、シングルス準決勝が行われ、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は
S・クエリー(アメリカ)に5-7, 5-7のストレートで敗れ、決勝進出とはならなかった。
この試合、デル=ポトロはサービスが好調なクエリーから1度もブレークチャンスを掴むことが出来なかった。そして自身は2度のブレークを許し、1時間20分で力尽きた。
27歳のデル=ポトロは2009年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾り、翌年には世界ランキングで4位まで上り詰めた。しかし近年は度重なる怪我により、昨年は2大会にしか出場することが出来なかった。
ツアー離脱により現在の世界ランキングを1041位まで落としているデル=ポトロだが、これまでキャリア通算18勝を誇る。また、2012年のロンドン五輪では準決勝で
R・フェデラー(スイス)に大接戦の末に敗れるも、3位決定戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)に勝利し銅メダルを獲得している。
今後は3月のBNPパリバ・オープンには主催者推薦を受けて出場することが決まっている。
一方、勝利したクエリーは決勝で
R・ラム(アメリカ)と対戦する。ラムは準決勝で第4シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで破っての勝ち上がり。
今季初の決勝進出を果たしたクエリーは、今月のメンフィス・オープン準決勝で
錦織圭(日本)に敗れるも、第1セットを先取する善戦を見せていた。
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