男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は10日、シングルス2回戦が行われ、史上初の4連覇を狙う世界ランク7位で第1シードの
錦織圭は同124位の
R・ハリソン(アメリカ)を6-2,7-5のストレートで下し、4年連続のベスト8進出を果たした。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<今大会の上位4シードは1回戦免除のため、錦織は2回戦からの登場。
この試合、錦織は第1セットからハリソンを圧倒。1度もブレークチャンスを与えずに、自身は2度のブレークに成功してこのセットを先取する。
続く第2セットでも自身のペースを維持し、ゲームカウント5-4で錦織がサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。快勝するかに思えたが、第10ゲームで錦織のミスが目立ちデュースが続く。最後は取りきれず、ハリソンにこの試合初のブレークを許してしまう。
その後は第11ゲームですぐにブレークし、第12ゲームをしっかり取り切り1時間21分で勝利。
トータルで見ると、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率は81パーセントと高かった。しかし、第2セットの第10ゲームで取りきれなかったのは、今後の課題となるだろう。
準々決勝では、世界ランク93位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは、同日の2回戦で第5シードの
D・クドラ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
ククシュキンとは過去に4度対戦しており、錦織が4戦全勝としている。直近では今シーズンの開幕戦であるブリスベン国際の2回戦で顔を合わせた。
また、同日の2回戦では予選勝者の
西岡良仁が世界ランク82位の
I・マルチェンコ(ウクライナ)をストレートで破り、キャリア2度目となるツアー8強入りを果たした。準々決勝では、第4シードの
S・クエリー(アメリカ)と対戦する。
錦織と西岡がそれぞれ準々決勝で勝利した場合、準決勝で日本人対決が実現する組合せとなっている。
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