昨年は暑い日が続いたが、今年は40度を超える日があると思えば、ここ5日間、朝は雨で、珍しく天気が不順だ。
>>全豪オープン対戦表<<エルニーニョの影響もあるだろうが「ツカさん、今年は家族といる事を重視し日本でTV応援します。」とメールが来たが、熱い男、
松岡修造がここにいないからだ。
気象庁から松岡修造の所属するIMGに「松岡修造さんはどこにいるのですか?」と真面目に問い合わせが昨年はあったと言う。
今年は日本にとどまっているエルニーニョ修造の影響??
その影響で??今日も
錦織圭の試合は屋根を閉じられたインドア状態で行われた。
第1セット、第3ゲームで錦織にブレーク・チャンスがくる。
ボールを追う錦織
2度目のデュースで5度目のブレーク・チャンス、
JW・ツォンガ(フランス)のセカンドサーブはワイド、そのコールにチャレンジするツォンガ、しかし僅かにワイド。ブレークに成功した錦織は第5ゲームもブレークする。
錦織と対戦したツォンガ
しかし勝負は怖い。5-2、40-0のセットポイントからまくられる。
リズムを失う錦織、開き直り思い切り良いプレーをするツォンガ。昨年錦織を全仏準々決勝で破った頃のツォンガだったら、このチャンスを生かしただろう。
昨年のUSオープン1回戦で負けてしまった後の錦織だったら、そのままズルズルと挽回を許してしまったかもしれない。
しかしここの二人は昨年とは違っていた。
その悔しい思いをバネに毎日基本練習にあけくれる錦織がしっかりと6-4で第1セットを取った。
ガッツポーズの錦織
これからは錦織圭ペース、しっかりとストレート勝利8強になった。
ファンにサインをする錦織
準々決勝では
N・ジョコビッチ(セルビア)と
G・シモン(フランス)の勝者と対戦する訳だが、なんとあのジョコビッチが大苦戦している。勝負は一寸先も判らないのだ。
会見時の錦織
このハイセンスコートは選手関係者席を除き全て自由席、すなわち早い者勝ちで席が取れる。
10時の開場と共に多くの日本人ファンが最前列をゲットした。因みにこの日の入場券は40ドル。しかしファミリーチケットと言うのがあり、それは90ドル。大人二人と子供二人、又は大人一人と子供三人の料金だ。
朝早くから当日券を買い会場に来てくれた多くの日本の応援も錦織に力を与えていた。
塚越亘 ジャーナリスト。1973年から雑誌などに寄稿。90年代には「TENNISJapan」というFAX新聞を発行し、試合結果速報や松岡修造、クルム
伊達公子らの直筆コメントなどを掲載した新聞を発行。テニスの報道における草分け的存在。
【塚越亘ブログ】>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
■関連ニュース■
・試合中に観客落下で一時中断・ジョコ 八百長の誘いあった・ツォンガ、ボールガール救出