テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)は21日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が
S・グロス(オーストラリア)を6-0, 6-4,6-1のストレートで下し、3回戦へ駒を進めた。マレーは今大会を最後に引退を表明している
L・ヒューイット(オーストラリア)への想いを語った。
>>全豪オープン対戦表<<マレーの試合後、ロッド・レーバー・アリーナのナイトマッチに登場したヒューイットだったが、第8シードの
D・フェレール(スペイン)に2-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れ、シングルスでの現役生活に終止符を打った。
「彼(ヒューイット)は、子供の頃からそのプレーを見ることが大好きだった選手。試合へ向けての姿勢が本当に好きだった。彼は現在まで必死に戦っていた。いや、今でもそう戦う選手なんだ。未だに勝利への情熱を持ち続けている。」とマレー。
「まさにアイドルだった。子供の頃から大好きな選手だったから、ペットの犬の1匹に彼の名前を付けたほど。」とヒューイットへの想い話した。
マレーはこれまでも、イギリス人男子テニスの歴史を塗り替えてきた。70年以上に渡ってグランドスラムでの優勝がなかったイギリス人男子テニス界に全米オープンでの優勝、待ちに待った地元ウィンブルドンでの優勝、昨年は国別対抗戦のデビスカップでイギリスを優勝へと導いた。
28歳のマレーは、過去の全豪オープンで4度決勝戦へ進んでいるが、未だにタイトル獲得には至っていない。妻の出産を間近に控えているため、その前に全豪オープンでのタイトルを獲得したいと願っている。
2回戦では、現在男子テニス界で最速のサービスを持つグロス相手に、1時間31分で勝利をものにした。
「ここまでは良いスタートが切れている。けど、ここから確実に更に良くしていかなければならない。」と語るマレーは、3回戦で第32シードの
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。
(STATS - AP)
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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