男子テニスツアーのシーズン開幕戦であるブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)を6-3, 1-6, 6-3のフルセットで撃破した第7シードの
B・トミック(オーストラリア)が試合後のインタビューで勝利の喜びを語った。
>>ブリスベン国際男子 対戦表<<GAORAの中継で、試合後に「(この勝利は)本当に特別なもの。去年は負けたから、今日はとにかく安定感を意識してやっていた。」とトミック。
トミックと錦織は過去、2012年のロンドン五輪と2015年のブリスベン国際男子で2度対戦しており、対戦成績は錦織から2勝0敗。リベンジに燃えるトミックは今回錦織から初勝利をあげた。
この試合、トミックは身長196センチから放たれる強烈サービスで錦織を圧倒し、トータルで14本サービスエースを叩き込んだ。また、世界ランク8位の錦織を左右に走らせ、フォアハンドの強打で決めるパターンでポイントを取り、錦織を確実に追い込んでいった。
「苦しくなった時に観客の皆さんに力を貰った。」とインタビューで話していたように、地元オーストラリアの観客を味方に声援を一身に受けたトミックは、ファイナルセットで錦織から2度ブレークして1時間59分で勝利した。
準決勝では、同日の準々決勝で
L・プイユ(フランス)を下した第4シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。トミックとラオニチは、2014年の楽天ジャパンオープンで1度だけ対戦しており、その時はラオニチがストレートで勝利している。
(コメントはGAORAから抜粋)
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