男子テニスツアーの開幕戦であるチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード)は7日、シングルス2回戦が行われ、第3シードで世界ランク19位の
B・ペール(フランス)が同55位の
L・ロソル(チェコ共和国)を7-5, 7-5のストレートで下し、ベスト8進出を決めた。
両者は今回が3度の対戦で、これまでは1勝1敗のタイ。2014年のウィンブルドン1回戦ではロソルに敗れていたため、ペールはリベンジを果たした。
この試合、2度のブレークに成功して第1セットを先取したペールは試合の主導権を握り、1時間24分で8強入りを決めた。
準決勝では予選勝者で世界ランク157位のT・ファビアーノ(イタリア)と対戦する。ファビアーノは1回戦でJ・コバリック(スロバキア)、2回戦で第6シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を下しての勝ち上がり。
ペールは左膝の怪我の影響により昨年の2月に世界ランキングを149位まで落としたが下部大会で結果を残して徐々に調子を取り戻し、7月のスウェーデン・オープンではツアー初優勝を飾った。
その後も全米オープン初戦で
錦織圭(日本)を破る金星をあげ、グランドスラム初のベスト16入り。
さらに楽天ジャパン・オープン準決勝では再び錦織を下す活躍を見せ、現在の世界ランキングは自己最高の19位を記録。シーズンの最後に発表されるATPワールドツアー・アワードではカムバック賞(The Comeback Player of the Year Award)を受賞した。
今大会のシード勢は第1シードに
S・ワウリンカ(スイス)、第3シードにペール、第4シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)。第2シードで出場予定だった
K・アンダーソン(南アフリカ)は左膝の故障のため欠場となっている。
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