男子テニスでグランドスラム最多優勝の17度を誇る
R・フェデラー(スイス)は、子供の頃からのアイドルで四大大会6度のタイトルを獲得している元世界ランク1位の
S・エドバーグ(スウェーデン)とのコーチ関係に終止符を打つことを明らかにした。
男子プロテニス協会であるATPの公式ホームページに掲載されたエドバーグからのコメントでは「ロジャー(フェデラー)と自分は素晴らしい2年間を一緒に過ごした。2人の関係は最初から特別なものになるのは歴然だったし、テニスというスポーツの最大の大使と共に戦っていくことが特別なものになるのも歴然だった。」と語っていた。
S・ルッティは今後も同じようにフェデラーのヘッドコーチとして残る。そして、2016年のシーズンには
I・リュビチッチ(クロアチア)がフェデラーのチームにコーチとして参加する。
「この成功を収めた2年間、子供の頃からのアイドルだったステファン・エドバーグがチームに参加してくれてたことは本当に感謝している。夢が叶ったようだった。」
「2014年の1シーズンだけの予定だったが、今年もまたコーチについてくれることに了解してくれたのは最高の想い。そして本当に感謝している。あまりにもたくさんのことを教えてくれたし、彼からの影響は今後のプレーにも残るだろう。」とフェデラーは自身の公式フェイスブックに綴っていた。
エドバーグは当初から2015年がフェデラーのコーチとして最後のシーズンにするつもりだった。
「素晴らしい2014年のシーズンの後にもう1年やろうと決断したけど、多大な時間を注ぎ込んたこの1年、最後のシーズンにしようとしたのは明らかなことだった。」とエドバーグはATPのホームページで綴っている。
「ロジャーはテニスというスポーツに貢献するものをまだたくさん持っている。そして、まだ大きな大会で優勝する実力もある。ロジャーと自分は今後もまだ親しい関係を続けるし、これからもフェデラーのチームの一員だと感じられると思う。来年もいくつかの大会で、ロジャーの試合を観戦しに行くつもりでいる。」とエドバーグは続けていた。
フェデラーは1月3日から始まる開幕戦のブリスベン国際男子大会から2016年のシーズンをスタートさせる。今年のブリスベンでは、通算1,000勝を飾りタイトルを獲得していた。
34歳のフェデラーは、今年のウィンブルドンと全米オープンで決勝進出を果たしたが、いずれも
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝だった。
また新しくコーチとして就任する36歳のリュビチッチは、自己最高位世界ランク3位を記録し、10大会で優勝を飾っている。
(STATS - AP)
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