アジア5カ国を転戦するテニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)は2日、ジャパン・ウォリアーズとインディアン・エーシーズのミックスダブルスが行われ、
M・シャラポワ(ロシア)/ PH・ハーバート組が
S・ミルザ(インド)/
R・ボパンナ(インド)組に6-5 (7-0)で勝利し、1勝目をあげた。
>>IPTL特集ページ<<IPTLでは、1試合が6ゲーム先取の1セットマッチという特殊なルールで行われる。
この試合、シャラポワ/ ハーバート組は第3ゲームでブレークに成功するも、続く第4ゲームでミルザ/ ボパンナ組にブレークバックを許して振り出しに。
第8ゲーム、40-30でシャラポワ/ ハーバート組がリードしている場面でミルザ/ ボパンナ組がパワーポイントを使用。これは、次のプレーで取得する得点が倍になるシステム。このシステムを上手く使われブレークを許してしまう。
しかし、シャラポワ/ ハーバート組は次の第9ゲームで同じくパワーポイントシステムを使ってブレークバックに成功し、そのままシュートアウトに突入。その後は勢いに乗ったシャラポワ/ ハーバート組が1ポイントも与えずに圧倒し、IPTLらしい内容で勝利した。
シャラポワは今季2勝をあげており、WTAファイナルでは予選ラウンドロビンを全勝で準決勝に駒を進めるも、
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に敗れて決勝進出とはならなかった。
一方、敗れたミルザは今季10度のタイトルを獲得しており、今年の全米オープン優勝から負けなしの22連勝で今季を終えていた。
今大会の試合形式は男女シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス、男子レジェンドシングルスの5試合を6ゲーム先取の1セットマッチで行い、5試合の獲得ゲーム数が多いチームの勝利となる。
また、試合開催国チームが試合順の決定権を有し、それ以外の2チームはコイントスによって試合順を決める権利を決定する。
試合に勝利したチームは4ポイントを獲得し、敗れたチームは試合の獲得ゲーム数が20ゲーム以上なら2ポイント、10ゲーム以上なら1ポイント、10ゲーム未満なら0ポイント獲得となり、4節を終え獲得ポイントが最も高いチームが優勝となる。
昨年はインディアン・エーシーズが優勝、初代チャンピオンチームとなった。
IPTLは日本から始まり、フィリピン、インド、アラブ首長国連邦、シンガポールへと会場を移し、12月20日まで行われる。また、WOWOWではIPTLの全日程を生放送する。
試合の対戦予定は以下の通り。
【ジャパン・ウォリアーズ vs インディアン・エーシーズ】
ミックスダブルス
M・シャラポワ/ PH・ハーバート組 6-5 (7-0) S・ミルザ/ R・ボパンナ組
女子シングルス
M・シャラポワ vs
S・ストーサー(オーストラリア)レジェンドシングルス
M・サフィン(ロシア) vs
F・サントロ(フランス)男子ダブルス
錦織圭/ PH・ハーバート組 vs
G・モンフィス(フランス)/ R・ボパンナ組
男子シングルス
錦織圭 vs
I・ドディグ(クロアチア)
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