男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント(日本/ 神奈川県、ハード)は22日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
添田豪を4-6, 6-3, 6-4の逆転で下し、今季3勝目と大会初優勝を果たした第5シードの
ダニエル太郎が表彰式で今大会を振り返った。
「今日は会場に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。」とダニエル太郎。
決勝戦、第1セットの第1ゲームから接戦を繰り広げた両者だったが、添田に先にブレークを許したダニエル太郎はすぐにブレークバックするも、続けて2度目のブレークを許しこのセットを落としてしまう。
第1セット終了後、フラストレーションからダニエル太郎はラケットをコートに叩きつける場面も見られた。それに対して、表彰式のチャンピオン・スピーチで最初に「今日ラケット1本折っちゃって申し訳ないです。すいません。」と話していた。
その後、気持ちを切り替えたダニエル太郎は、第2セットで2度のブレークに成功しセットカウントを1-1にすると勢いに乗り、ファイナルセットでも3度のブレークに成功して2時間3分で勝利した。
対戦した添田に「添田選手におめでとうと言いたい。僕がジュニアの時から尊敬している選手なので、チャレンジャーの決勝で戦えたというのは僕にとって光栄なことです。これからもよろしくお願いします。」と話したダニエル太郎。
また「慶應大学のテニス部の皆さんに本当に感謝の言葉を言いたい。こんなに生徒たちが全ての力を使ってこの大会をなるべく良くしようという努力が、この何年か来てて本当に感動するものなので、本当に皆さんありがとうございました。」と、開催会場の慶應義塾大学の学生へお礼を述べ、最後に「僕にとって今年最後の試合だったので、優勝できて本当に嬉しいです。」
「1年に1回か2回しか来れない日本で、優勝出来て本当に嬉しいんですけど、チャレンジャーの大会でこんなに人が見に来てくれる国なんて本当にないです。今日試合を観に来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。」と、会場の観客に対して感謝の言葉を贈った。
表彰式後、コーチ(左)と父(右)と写真を撮るダニエル太郎
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