男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント(日本/ 神奈川県、ハード)は22日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
ダニエル太郎が第4シードの
添田豪を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、今季3勝目と大会初優勝を果たした。
この試合、第1セットの第7ゲームで添田にブレークされたダニエル太郎は、続く第8ゲームですぐにブレークバックに成功。しかし、第9ゲームで添田に2度目のブレークを許したダニエル太郎はそのままこのセットを落としてしまう。
第1セット終了後、ダニエル太郎はフラストレーションからラケットを地面に叩きつける場面も見られた。
その後、気持ちを切り替えたダニエル太郎は、第2セットの第2ゲームでブレークして3ゲーム連取に成功し流れを掴むと、添田を寄せ付けずにこのセットを取り返して勝敗はファイナルセットへ。
ファイナルセットでは、両者接戦が続くも第7ゲームでダニエル太郎がこのセット2度目のブレークに成功。その後、勢いに乗ったダニエル太郎が勝利を手にした。
ダニエル太郎は今大会、1回戦で予選勝ち上がりの
吉備雄也、2回戦でO・ジャシカ(オーストリア)、準々決勝で
A・クドリャフツェフ(ロシア)、準決勝で第3シードの
伊藤竜馬を下しての勝ち上がり。
前週の兵庫ノア・チャレンジャーでは決勝進出を果たし、J・ミルマン(オーストラリア)に敗れるも準優勝を飾った。
今季は2度チャレンジャー大会で優勝を飾っており、今回は今季3度目のタイトル獲得となった。
また、今年の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では、ダニエル太郎がシングルスで勝利したことにより、ワールドグループ残留を決める活躍を見せた。
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