男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は14日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
ダニエル太郎(日本)は第6シードの
K・クラフチュク(ロシア)に6-4, 7-6 (7-4)のストレートで勝利し、決勝進出を果たした。試合後、ダニエル太郎は会場に駆けつけたファンについて話した。
この日は土曜日ということもあり大勢の観客が駆けつけたがセンターコートに入りきれず、立ち見で2・3列になって観戦するほどだった。
満員の観客に対して、ダニエル太郎は「こんなにお客さんが来るのは(チャレンジャー大会では)絶対ないですね。1回ドイツの大会でこういうのがありましたが、あれはほぼATPに近い大会だったので、その大会以外でこんなに人が来たのはなかなかというか、絶対ないです。」と驚きを話していた。
試合後、観客に向けてサインボールを投げたり、サインを求められ応じたりとファンサービスをしていたダニエル太郎。
「結構サインとか求められることも多いですし、ちょっと驚いてます。ヨーロッパとかはこんなに求められることは絶対ないので。すごい応援してくれるので、それは本当に嬉しいですね。」と率直な気持ちを語っていた。
世界ランク8位の
錦織圭(日本)を筆頭に多くの日本人選手が世界での活躍を見せ、日本のテニスファンも増えてきている。ダニエル太郎は「日本は前にあんまり選手がいなかった時も、よくテニスを知っている方が沢山いたので、ちょっとずつ選手が増えてきたらこうなって(ファンが増えて)いくのかなとは予想してた。」
「特に今は錦織がいて、そのあとに結構格下ですけど僕たちがいて、若い選手も沢山いるのでファンにとってはすごく良いかなと思います。こんなにファンがいる国なんて世界でもほとんどないので、その人間さが出てきているのはすごい良いなと思います。」と話していた。
決勝では、第1シードのJ・ミルマン(オーストラリア)と対戦する。ミルマンは同日の準決勝で第7シードの
西岡良仁(日本)をストレートで下しての勝ち上がり。
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