男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は14日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
ダニエル太郎(日本)が第6シードの
K・クラフチュク(ロシア)に6-4, 7-6 (7-4)のストレートで勝利し、決勝進出を果たした。
この試合の第1セット、両者サービスキープが続く中でダニエル太郎が第7ゲームで1度のブレークチャンスをものにして均衡を破る。これで勢いに乗り、第1セットを先取。
続く第2セットでも第3ゲームで先にブレークに成功したが、第8ゲームでクラフチュクにブレークバックを許してタイブレークへ突入する。タイブレークでは一時リードを許すも、4ポイント連取に成功したダニエルが最後は圧倒し勝利を手にした。
決勝では、第1シードのJ・ミルマン(オーストラリア)と対戦する。ミルマンは同日の準決勝で第7シードの
西岡良仁(日本)をストレートで下しての勝ち上がり。
今大会1回戦で主催者推薦で出場の
吉備雄也(日本)、2回戦でダブルスペアの
A・クドリャフツェフ(ロシア)、前日の準々決勝では世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)を逆転で破り、準決勝へ駒を進めていた。
ダニエル太郎は今年4月ヴェルチェッリ・チャレンジャーで初優勝を飾り、その後のフランケン・チャレンジでもタイトルを獲得している。今回は今季3度目の優勝に王手をかけた。
また、国別対抗戦のデビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では、ダニエル太郎がシングルスで勝利したことにより、日本のワールドグループ残留を決めた。
また今大会のダブルスにも出場したが、準々決勝で第4シードのC・シェ(台湾)/ T・ヤン(台湾)組に逆転で敗れてベスト4進出とはならなかった。
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