男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は13日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
ダニエル太郎(日本)が世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)に2-6, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で勝利し、ベスト4進出を果たした。
この試合、1度もブレークチャンスを掴めずに第1セットを落としたダニエル太郎は、続く第2セットでもロバートにリードを許す展開に。しかし、1度のブレークチャンスをものにしたダニエル太郎は、粘り強くプレーしてタイブレークを7-5で取りファイナルセットへ持ち込む。
大勢の観客の声援を背に、勢いに乗ったダニエル太郎がファイナルセットで2度のブレークに成功し、最後は完璧に近い試合展開で逆転勝利した。
準決勝では、第6シードの
K・クラフチュク(ロシア)と対戦する。
ダニエル太郎は今年4月ヴェルチェッリ・チャレンジャーで初優勝を飾り、その後のフランケン・チャレンジでもタイトルを獲得している。
また、クドリャフツェフとペアで今大会のダブルスにも出場したが、準々決勝で第4シードのC・シェ(台湾)/ T・ヤン(台湾)組に逆転で敗れてベスト4進出とはならなかった。
一方、敗れたロバートは今大会、1回戦で第5シードの
伊藤竜馬(日本)、2回線で全日本選手権覇者の
内山靖崇(日本)を下しての勝ち上がりだった。
日本国内で行われるATP(プロテニス選手協会)大会は楽天ジャパン・オープン、兵庫ノアチャレンジャーなど5大会のみ。一般男子の世界ランキングポイントが取得出来る大会の兵庫ノアチャレンジャーは、日本人男子選手にとってグランドスラムに出場するための貴重な大会の1つで、今年から開催の大会である。
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