男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は13日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
ダニエル太郎(日本)が世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)に2-6, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で勝利し、ベスト4進出を果たした。試合後、ダニエルは今回の対戦を振り返った。
「最初の方はどうすればいいのか迷ってて、セカンドに入ってもずっとそんな感じだった」とダニエル太郎。
この試合、第1セットでロバートに主導権を握られたダニエル太郎は、1度もブレークチャンスを掴めずにこのセットを落とす。続く第2セットも先にロバートにブレークされてダニエル太郎が追う展開に。
しかし「諦めずに自分のテニスを探しながらやった。セカンドセットでやっとブレークバックが出来て、そこから流れが変わり始めたなと思います。ブレークされてもテニス自体は良くなり始めてたので。」
「相手もプレッシャーだったと思うし、ミスも出ていたので崩せて良かったと思います。」と話したように、1度のブレークチャンスをものにしてタイブレークを7-5で取ってファイナルセットへ持ち込んだ。
「第3セットは良いテニスが出来たので、良い感覚で試合が終われたかなと思います。」と述べたように、その後は完全に流れを掴んだダニエル太郎がロバートを圧倒。1時間53分で勝利を手にした。
この日最後の対戦となったこの試合、センターコートには多くの観客が応援に駆けつけ、ダニエル太郎に大きな声援を送っていた。
そのことについては「お客さんの応援は力になりましたね。日本人は綺麗な応援をするというか、外国とはまた違うのですごく励みになる。こんなにサポートしてくれて、こんなに応援に来てくれることが選手としても嬉しいし、やっぱり日本はホームなんで嬉しかったですね。」と率直な気持ちを語っていた。
準決勝で対戦する第6シードの
K・クラフチュク(ロシア)については「あんまり良く見たことがないから分からないんですけど、とにかく僕はベースラインから積極的に打って、今日みたいなサービスが出来たらチャンスが出てくると思います。相手もすごいタフなんで頑張るしかないですね。」と意気込みを述べていた。
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