男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は16日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで下し、3年ぶりの準決勝進出へ向け前進した。
>>ツアーファイナル組合せ表<<両者は今回が18度目の対戦で、マレーはフェレールとの対戦成績を12勝6敗とさらにリードを伸ばした。今年は全仏オープンとパリ・マスターズで2度顔を合わせており、いずれもマレーが勝利している。
この試合、第1セットは両者左右に揺さぶる展開、ドロップショットやネットプレーなど多彩なショットで攻めてサービスキープが続くも、第10ゲームでフェレールがダブルフォルトを連発し、マレーがブレークに成功。このセットを先取する。
続く第2セットでは、第1ゲームでマレーがブレークされて追いかける展開に。しかし、第6ゲームでロングラリーを制してブレークバックに成功し、その後第10ゲームでもブレークに成功して勝利を決めた。
過去の最終戦でマレーは、2008・2010・2012年と3度準決勝進出を果たしているが、決勝進出は未だない。昨年は予選ラウンドロビンで
R・フェデラー(スイス)と
錦織圭(日本)に敗れて予選敗退となった。
今回は世界ランク4位の
S・ワウリンカ(スイス)、同5位の
R・ナダル(スペイン)、同7位のフェレールのグループ・イリ ナスターゼに組み分けられている。
一方、敗れたフェレールは過去の最終戦で、初出場の2007年にナダル、ジョコビッチ、
R・ガスケ(フランス)に勝利して予選突破し、準決勝で
A・ロディック(アメリカ)を下して決勝進出を果たしている。しかし、決勝ではフェデラーに敗れて準優勝に終わった。
また、グループ・スタン スミスでは第1シードのジョコビッチ、第3シードのフェデラーが1勝をあげており、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と第8シードの錦織が1敗で初日を終えた。
■関連ニュース■
・完敗の錦織「恥ずかしい」・錦織「ずるい」 7選手を羨む・錦織を破ったジョコ「最高」