男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)の組合せ抽選が12日に行われ、世界ランク8位の
錦織圭(日本)は同1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同3位の
R・フェデラー(スイス)、同6位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)のグループ・スタン スミスとなった。過去の対戦で錦織はジョコビッチと2勝4敗、フェデラーと2勝3敗、ベルディヒと3勝1敗。
>>ツアーファイナル組合せ表<<圧倒的な強さを見せている王者ジョコビッチは今季だけで通算10勝をあげており、グランドスラムでは全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンの3大会で優勝。また8月のシンシナティ・マスターズ決勝で敗退後は負けなしで、連勝記録を22に伸ばしている。
前週のBNPパリバ・マスターズで3連覇達成と同時に、大会4度目の優勝を飾ったジョコビッチ。このタイトル獲得は史上初となる同一シーズンにマスターズ6大会制覇の快挙となった。
そして、ツアーファイナルを過去6度制している34歳のフェデラーは、4年ぶり7度目の優勝を狙う。今年のグランドスラムではウィンブルドンと全米オープンの決勝でジョコビッチに敗れるも、11月のスイス・インドアでは今季6勝目、キャリア通算88勝目を飾った。
一方、ベルディヒは今季2大会で優勝しており、マスターズ大会ではモンテカルロで決勝進出を果たした。また、3大会では初戦敗退を喫している。
そして、ツアーファイナルに2年連続で出場する錦織は、昨年の同大会で準決勝へ進出する快進撃を見せた。
今年は3大会で優勝を飾り、一時は世界ランキングを自己最高タイの4位へ浮上させたが、11月9日には昨年9月以来の8位へ後退した。
世界ランク2位の
A・マレー(英国)、同4位の
S・ワウリンカ(スイス)、同5位の
R・ナダル(スペイン)、同7位の
D・フェレール(スペイン)はグループ・イリ ナスターゼとなった。
初日の15日には錦織とジョコビッチ、フェデラーとベルディヒが対戦する。
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