男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は4日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク7位で第6シードの
錦織圭(日本)は同32位の
J・シャーディ(フランス)を7-6 (7-4), 6-7 (6-8), 6-1のフルセットで下し3回戦進出を決めた。試合後のインタビューで錦織は試合を振り返った。
>>パリ・マスターズ対戦表<<GAORAの中継で、試合後に「最後は特に良かったと思います。」と錦織。
センターコートの第1試合に行われた錦織の初戦。第1・第2セットはいずれもタイブレークとなる接戦だった。
「序盤は硬さも少しあって相手のサーブが良かったので、なかなかブレークポイントを取れなかったのが少しずつプレッシャーに変わっていった。」と話したように、シャーディの強烈なサービスに圧倒されブレークチャンスを掴んでもしのがれる場面もあった。
第1セットを先取するも、第2セットを落とした錦織は「セカンドを取られて、それでも耐えてファイナルは集中出来たので、力強く終われたと思います。」と語った。
ファイナルセットでは、集中し直した錦織が3度のブレークに成功。その後もシャーディを寄せつけず、2時間25分の接戦を制し3回戦へ駒を進めた。
ラケットチェンジのタイミングについて問われると「結構速いコートが多いんですけど、ここは珍しく凄く遅いコートなので、少しテンションが合わなかったり、飛び過ぎたりしたのがあった。少し固めにするために張り替えるのが多かったです。」と錦織。
また、先日出場権を獲得したツアー・ファイナルへ向けては「全体的に思い切りのあるプレーと、サーブがもう少し入ってくれれば、セカンドを叩かれたりも減ると思う。」
「ここもそうですし、ロンドン(ツアーファイナル)も凄い遅いハードコートなので、それに対してしっかり作戦を立てて、コートに合ったテニスをしっかり出来るようにしたいと思います。」と、意気込みを述べていた。
勝利した錦織は、3回戦で第10シードの
R・ガスケ(フランス)と
L・マイェール(アルゼンチン)の勝者と対戦する。もしガスケが勝ち上がった場合、両者は6度目の対戦。錦織は過去5試合で1度も勝てておらず、今まで1セットしか取れていない苦手な相手との対戦となる。
(コメントはGAORAから抜粋)
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